太陽が消えたら影も消える

相方氏、今日もマメマメしく連絡をくれました

やっぱ、ここ、読んでませんか?

やりにくくて仕方がないんですけど

今でこそ彼は写真を撮り放題していいよ、と

言ってくれていますが、

付き合う前は違ったんです。

私も写真が嫌いですが、

彼も写真を撮られるのが苦手でした。

だから一緒にどこかに行っても風景画のみの

奇妙?な写真集が出来てしまっていました。

と、あるとき、

見つけたんです。

彼の写真を。

正確には影だったんですが、

私には宝物のように嬉しくて、

もしも相方氏と会えなくなっても、

この写真を大切にしようと思っていました。

それとしおり

美術館などに行くと無料のしおりが貰えてハンコを押せたりするものなどを、

ひとつ残らず取ってありました。

いつ終わっても不思議ではない関係だったからこそ、

彼とどこに行ったのかを記録しておきたかったんです。

それが膨大な量になり、

どうやって整理しようかと考えていました。

写真も風景だけとはいえ3000枚以上ありましたし(現在は5000枚以上です)

聞いたのは本当に最近なんです。

そうした半券を綺麗にお財布に入れている相方氏に、

それ、どうするの?と。

僕、今までひゅうがさんと行った場所のしおりとか半券は取ってあるんです

それ、どうやって保存してるの?

僕は100均のファイルにまとめていますけど

なんと、彼も同じことをしていたんですね

(私は紙袋に詰め込んであるだけですが、

これから整理します)

井坂幸太郎先生の作品のひとつに

AXアックスというのがあります。

恐妻家の殺し屋のお話です。

二人とも井坂先生のファンなので、

当然それを読んでいました。

井坂先生のファンの方でAXをお読みでない方、またはこれから読みたいと思う方はここから先を読まないでください。

ネタバレになりますので

めちゃくちゃ恐妻家だった殺し屋の兜は、最後は殺されてしまう。

自殺という形で。

あんなに父親に冷たくしていた母親なのに、

父が死んでからは魂が半分抜けてしまったようになった母をいぶかしく思いながらも、

まだ父親が自殺したとは思えない息子が見つけたもの。

それは

水に濡れたあとが残るぼろぼろのチラシ

息子は意味がわからないが、

母親は知っている。

殺された兜と知り合うきっかけとなった思い出のチラシだった。

それを父親は、大切なものを入れる鍵のかかった箱に保管してあったのだった。

私はここで爆泣きしてしまったんです。

相方氏は泣いたともそうでないとも言っていません。

ただ、

もう本を収納する場所がない私に、

AX絶対いいですよ、ひゅうがさんも早く読んでくださいよと薦めてきたのは彼でした。

私はコワイ奥さんにもなりませんし、

コワイ彼女でもないですけど、

たぶん彼が言うことを聞く唯一の人間かもしれません。

写真も撮り放題させてくれますし。笑

ホントにこんなに撮られてイヤにならないかと何度も心配になって聞いてますから。

ただ、

AXみたいに1人取り残されるのはイヤです。

以前、彼を看とるのが私の役目と書きましたが、

無理です。

太陽が消えたら、影も消えてしまうので

こちらの写真は、

井坂幸太郎先生のゴールデンスランバーを撮影した場所に一緒に行った際、

スマホを落としそうになって偶然撮れた彼の影の写真です。

今でも大切にとってもあります。

長くなり申し訳ありませんでした。

最後まで読んでくださり、ありがとうございました。